J-prime(以後、当戦略。)は、市場規模がグローバルに広がって、競合優位性が高い日本株を投資対象とした戦略です。
- 開始来 277%
- 年間平均成長率 29%
日本株の注目ポイント
①秀でた技術と競合優位性を持つ企業
日本には半導体、製薬、機械、精密機器など、市場規模がグローバルに広がり今後の成長性も見込める産業分野で世界的なリーダーシップを発揮している企業が実は多く存在しています。これらの企業はアメリカの「GAFA」のような目立った存在ではないかもしれませんが、各分野のサプライチェーンで欠かせない存在であり、高い技術力に伴う収益性を誇っています。
②バリエーションの割安感
会社の時価総額が実際生み出す利益の何年分かを測る「PER」で銘柄の値頃感を比べてみると、米国の上場企業500社で構成された「S&P500」の平均PERは22倍に対して、日経平均のPERは15倍程度にとどまっており、比較的割安な株価で取引されていることがわかります。
③昨今の円安の進行
ドル円は過去2年で1ドル100円台から昨年は一時150円まで進行し、6月現在でも140円台で推移しています。
円安の進行により、欧米の機関投資家から見た日本企業は、ドル建てベースで2年前に比べて30〜40%近く割安になっています。これも、海外マネーの投資意欲を後押ししています。
日経平均には高い成長性と収益性を有する優良な企業がある一方で、以前に比べて業績が停滞し、今後も大きな成長が見込めない企業も多く存在します。
日経平均への投資はこのように優秀な企業と成長が見込めない企業を併せて無差別に分散投資することになります。これは決して資金効率が良い投資手法とは言えません。
一方で、当戦略は日本企業の中でもとりわけ競争優位性が高い優秀なビジネスモデルを有し、持続的な事業の成長とキャッシュ・フロー創出能力に長けた企業へ厳選して投資をしています。